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緋寒桜散り行く日陰。☆Free!

第4章 期待の大型新人


でも、今だけは忘れたかった。

この2年間、まともに友達は出来なかった。

私自身、女だとバレるのが怖くて、
人を避けて生きてきた。


私が避け続ける事で、
私の周りからは人が離れて行った。


寂しいなんて思っちゃいけなかったけど、
正直寂しくて、

友達がほしかった。


だから、今回は少しだけ嬉しかった。


大丈夫。
きっと気をつけていれば…。

そう言い聞かせるように
頭を誤魔化し続ける。


私は手紙をカバンに突っ込むと、
スキップ交じりに走り始めた。



今日から部活勧誘だ。


なんかまた面白い奴入るといいなぁー♪



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