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緋寒桜散り行く日陰。☆Free!

第3章 共同作業。


「あ!!!楓ちゃん居たぁ!」
渚がすぐに駆け寄ってきた。

「あー!もう、心配したんだぞ!どこ行ってたんだ!」
真琴先輩も駆け寄ってきた。


「えと…トイレが見つからなくて迷ってました…。」

苦し紛れの嘘だけど…
大丈夫かな?

ふっと遙先輩と目が合う。
や、やばい。なんか疑ってるような目だ。

「…。」


「なんだぁー!もぉ!トイレはあそこにあるんだよ!」
渚は指を差した。

「わからなかったら、すぐに俺たちに聞けよ!なぁ、ハル!」

「…あぁ。」


…。

なんとか誤魔化せたものの
遙先輩の目線だけは鋭かった。



とりあえず、
その時はなにも言われず、


私たちはプールの補修作業を再開した。



時間はあっと言う間に経ち、
夕方になったので解散することになった。



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