第3章 共同作業。
買い物を終え、
あまちゃんに学校まで送ってもらうと、
今日はそのまま解散になった。
「じゃ!明日から修復作業頑張ろうな。」
橘先輩はそう言うといつものようににっこり笑った。
「「「おぉー!」」」
私たち3人はそれに応えるように意気込みを見せた。
「あ!ねぇねぇ!楓ちゃん!今からハルちゃんの家行かない?」
葉月くんは嬉しそうに私の腕に抱きついた。
「は?」
「えっと、親睦会も兼ねて皆で夜ご飯食べようって話しになってるんだ。どうかな?」
橘先輩が私の顔を覗き込む。
「えっと…」
私は困惑の表情のまま七瀬先輩を見つめた。
「…来いよ。サバ食わせてやるから。」
「…はい!」
なんとなく、
七瀬先輩に受け入れられたようで
嬉しかった気がした。
そうして私は七瀬先輩の家へと向かった。