• テキストサイズ

緋寒桜散り行く日陰。☆Free!

第3章 共同作業。


まず修復材料を買いに
ホームセンターを訪れた。

「あ。これがいいんじゃないかな?」

どんどん必要な品を的確に選んでいく橘先輩。


「マコちゃん!コレコレ!」

変なものを買おうとする葉月くん。


「あ…。」
そして何かを見つけて勝手にフラフラ歩き出す七瀬先輩。


「あ、ちょっと!七瀬先輩!?」
私は慌てて七瀬先輩を追いかけた。


七瀬先輩の目の前には
金魚の入った大きな水槽があった。


「先輩、どうしたんですか?」
じっと水槽を見つめる先輩の顔を覗き込んだ。


「この水槽。泳げそうだな。」

「は?」


いきなり洋服を脱ぎ出す七瀬先輩。


「あ、ちょ!先輩!?」


「わぁぁぁ!!!ハルー!!!」
「ハルちゃん!!!」


慌てて残りの二人が止めに入る。


「泳がせろ!」

「だめだよ!ハル!」
「そうだよぉー!」


本当に…
変な人たちばっかりだなぁ。


そう思うと思わず笑えて来た。



/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp