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緋寒桜散り行く日陰。☆Free!

第3章 共同作業。


その日の放課後から計画を立て始めることになった。

屋上で話し合いをしていると、
見知らぬ女の子が姿を現した。


「あぁ!ゴウちゃん!!こっちこっち!」
葉月くんが勢いよく手を振る。


「もぉ!ゴウじゃなくてコウ!!!」
女の子は少しムスくれながらこちらへと足を運んだ。


「あ。どうも。」

私が頭を下げると、
その女の子はぱっと顔を赤くした。


「は、はじめまして、1年の松岡江です。コウって呼んでください!」

「あ、1年の西島楓です。よろしく。」


「ゴウちゃんにはマネージャーしてもらうことになったんだ!仲良くしてね!」

「うぃっす。」


私はそう返事をすると、
再び視線を中央に戻した。


が、刺さらんばかりの熱い視線に再び
松岡江の方に視線を戻した。


「…何?」


「っは!?い、いえ…えーと…トップアスリートの素敵な筋肉…ぜひ早く見たいなぁって…」


「は?」


「ひゃ!ご、ごめん!なんでもない!!」


「…はぁ。」


…この学校、変な人ばっかりだなぁ。
そんな事を考えながらみんなでプール補修の計画を立てた。





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