• テキストサイズ

大野さんと松本くん

第3章 ホワイトボード


松本side

「そろそろ昼飯作ってきますね」

大野さんが話してくれていた話が一段落したところで席を立った

「あ、もうこんな時間なんだな…」

言いながらタブレットとかを片付ける大野さんに

「教えてくれてありがとうございました」

軽く頭を下げると、ふにゃりと笑ってくれた

実際、話は勉強になったし
それに仕事モードの大野さんをまた独り占めできたのが嬉しい

キッカケが俺を助けてくれたことだったからか…
普段の大野さんもかっこいいんだけど
やっぱり仕事してるときは特別かっこよく見える

…会社ではため息つきたくなるときもあるけど…

でもそれでも、ちゃんと見てくれてること
もうわかっているから…


「大野さん、できましたよ」

ペペロンチーノをテーブルに並べてから声をかけると
すぐに席に着いた大野さんは朝と同じように

「すげぇな、うまそ」

褒めてくれた

でも一緒に置いたコップに口をつけて、ん?って顔をした

「白ブドウジュースです。昼からワインはよくないから…雰囲気だけでもと…」

そう言うと、なぜか笑われた
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp