• テキストサイズ

大野さんと松本くん

第3章 ホワイトボード


大野side

「こうするからだいじょうぶ~」

って…おいっ…
もうそこから正常に思考なんかできなくて。
気がついたら松本くんは俺の肩に凭れて眠ってた。

かわいい顔して…俺が悪いヤツだったら襲ってんぞ…

「うわおっ…」

襲うって…襲うってあれか…おい…何考えてんだ俺…

「いかん…松本くん、帰るぞ!」

でも松本くんは天使の寝顔で…
しょうがないからタクシー呼んでもらった。
家…どこなんだ。
悪いと思いながら、財布を漁って免許証で確認した。
でも着いても起きなくて…玄関まで担いでいった。

「松本くん!家だぞ!鍵!鍵!」
「う~…ぽけっとに…」
「触るからな!下心なんかないからな!」

何いい訳してんだ俺…
松本くんのズボンのポッケに手を突っ込む。
温かくてもう訳がわからない。
なんとか鍵を探し出し家の中に入る。
部屋の中は凄く綺麗に整頓されてて。
なんとか寝室を探しだしてベッドに寝かせた。

そこで一気に脱力した。
寝転がる松本くんの上に倒れこんで、目を閉じた。

「お前…なんでそんなかわいいんだよ…」

松本くんのコロンの香りを感じながら眠りに吸い込まれていった。
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp