• テキストサイズ

大野さんと松本くん

第3章 ホワイトボード


松本side

立って動くと余計にアルコールがまわって

もっともっと大野さんの傍に行きたい

それしか考えられなかった


「おーのさん、そっちだめ…」

俺を座らせて向かいに行こうとする手を引っ張って
俺の隣に座らせた

「ぅあっ…」

突然引っ張ったからか
びっくりしながら大野さんは俺の隣に座る

「んー…狭いですね…」

そんなに広い席じゃないから
手が動かしずらい…

「だったら、あっち戻るから…」

「それはだめです、こうするからだいじょうぶー」

立ち上がりそうな大野さんを抑えて
膝の上に座った

くっついてもいられるし
動きやすいし
座り心地もよくて

膝に座ったまま酒を飲むと

「もう…」

落ちないように大野さんが腰を支えてくれた

「一緒にのみましょーよ~」

ね?と覗き込むと
大野さんが俺を見ていて視線が絡んだ

それが嬉しくて
一気に酒を呷る

「おいっ、飲み過ぎ…っ」

「らいじょーぶですってぇ~…ふふっ」


そのままだんだん眠くなってきて
頭を大野さんの肩に預けた
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp