第8章 プレゼント
松本side
熱を放ったあと
しばらく抱き締めあって
今度こそ体の汗と白濁を流してシャワーを出た
フラフラの俺を
智はリビングまで抱っこしてくれて
ソファに優しく降ろしてくれる
「智…水飲みたい…」
「うん…今持ってくるな」
腕を少し動かすのすら怠い俺に
ミネラルウォーターの蓋を開けて渡してくれた
隣に座った智と体をくっつけて、ひと息つくと
目の前の壁にかかった時計が目に入った
「もうこんな時間なんだね」
もう少しで夕方になるところで…
「俺らエッチしかしてないよ今日…」
込み上げてきた笑いを我慢できなくて智を見ると
ぎゅっと抱き寄せられる
「可愛い潤見れて潤といっぱいくっつけて俺は大満足だよ?」
「可愛くないってば…っ」
まあ…俺も智といれたらそれでいいんだけど…
指輪も…すげー幸せだし…
でもさすがに
「ね…お腹すいた」
昼ごはんも食べないでずっとベッドにいたから
お腹が今にも鳴りそう
「だな…出前でも取る?誕生日だし、寿司とか?」
「寿司食いたいっ」
智がちょっといい寿司を注文してくれた