第8章 プレゼント
松本side
「小瓶…?」
袋の中にもう1回手を突っ込むと
薄いピンクのとろっとした液体が入った小瓶が入っていた
その小瓶と服を持ったまま
「どうしよう…?」
智を見ると
智の頬も微かに赤く染まっていた
「お、俺が着ても似合わないと思うよっ?華奢じゃないし…背だって低くないし…絶対似合わな…っ」
「潤…」
早口で否定してる最中に
俺を見つめて呼ばれて思わず言葉が止まる
「見たい」
「え」
「着てみて…?」
そう言ってスウェットのズボンを下ろされそうになったから慌ててその手を止めて
「わ、わかったっ…着るから、自分でやるっ」
口から飛び出した言葉に後悔しても遅くて
覚悟を決めて寝室に入った
苦戦しながら着たメイド服はスカート丈が短くて…
「見えちゃうよ…」
一緒に入っていた小さな下着からは
中心がはみ出そうで…
なんとか押し込めて
二宮係長に言われたとおり
なんだかよくわからないけど
小瓶の中の液体も一気に飲み込んだ
甘ったるい液体が胃に流れていった