第7章 マスキングテープ
松本side
忙しい5日間を過ごしてやっと訪れた週末は
ずっと家の中で智と過ごしていた
目を覚ましたら智の腕に抱き締められていて…
そのままキスをしてセックスをして…
「智…腰痛い…」
ご飯までの間にそうやって甘えると
お風呂で体を流してくれてから
軽くマッサージしてくれる
「大丈夫か?」
「うん…智、激しいんだもん…」
「お前が可愛いから悪い」
「可愛くなんてないしっ」
マッサージされてたはずなのに
いつの間にかまたキスをしてたり…
「ご飯何がいい?」
「今日は和食が食いたい」
そんな夫婦みたいなやり取りも幸せで…
ずっと休みの日は
買い物に行ったり、友達とメシ食ったり、ふらっと行ってみたかった場所に行ったり…
あんまりゆっくりして過ごすってなかったけど
智となら、忙しい中だからこそ
のんびり過ごすのも悪くないと思える
「潤…あいしてるよ」
「俺も…あいしてる…ずっと一緒にいてね…」
ゆっくりと智を充電して
また来週からも頑張ろうと思えた