• テキストサイズ

大野さんと松本くん

第7章 マスキングテープ


松本side

休憩中…といっても、おにぎり片手にパソコンを弄っていると
プライベートスマホがポケットの中で鳴った

“今日何時に終わりそう?”

智からのメッセージ…

そんなことで二宮係長とのさっきのこと、誤魔化されないし…

“終わらない”

“潤…さっきのは違うって…な?”

目の前のデスクに智はいないから
トイレかどこかでコレをきっと眉を下げながら打ってるんだと思ったら、ふっと頬が緩んだ

まあ…二宮係長は相葉とうまくいってるみたいだし…本気で疑ってるわけじゃないけど…

“21:00までには終わらせる。智の奢りね?”

やっぱりいい気はしないから、奢ってもらうことにした

…いつも智が出してくれることが多いけど…

それでも忙しい中、泊まったりはできなくても、たまにご飯に行ったりする2人の時間は楽しみで

残りの仕事をペースをあげて終わらせて
終わった時間は20:50だった

社の人にはバレないようにしてるから
会社からは一緒に行かない

「お先に失礼しまーす」

まだチラホラと残ってる人に声をかけて
いつもの待ち合わせ場所に向かった
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp