• テキストサイズ

大野さんと松本くん

第6章 マグネット


大野side

潤が眠りに落ちていく。
そのまぶたにキスをして、きゅっと抱きしめた。

「俺も…おまえの匂い好きだよ…」

ボディソープの香りの中に混じる潤の匂い…
身体の奥が熱くなる。

「ずっと…一緒に…」

規則正しい寝息に引きこまれて俺も眠りに落ちていった。


翌朝起きると、潤はまだ夢のなか。
そっと起きだして、コーヒーの準備をする。
部屋に置いてあるカップにセットしてお湯を注いで…
蒸らしてる間に潤が目覚めた。

寝る前にきちんと着せたバスローブははだけ、白い胸板が見えていた。

「潤…おはよ…」
「さ、智…さん、おはようございます…」
「…コーヒー飲む?」
「あ、はい」

あまりにも艶めかしくて、正面から見ることができない。
目を逸らしながらコーヒーをドリップしていると、隣に潤が立った。

「あの…チェックアウトしたら、どうし…どうする…?」

小首をかしげながら俺の顔を覗きこむ。
かわいい…かわいすぎる!
思わず顔を掴んで唇に吸い付く。

「さ、としさん…一緒に居たい…」

真っ赤になりながら言う潤を思い切り抱きしめた。

「潤の家、行ってもいい…?」
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp