第7章 家族の想い出
喜助の言葉に、つられの中の時が一瞬止まった。。。
「ちょっと待って…え?は?どういう…きゃあっ」
説明をしようとした時、浦原に掴まれていた腕を引っ張られて、抱きしめられる。
「辛かったッスよね…スミマセン、僕がもっと早く気づくべきでした…なんて、僕は馬鹿なんだ」
「バカなのは、今から始まったことじゃないわよ」
思わず、真顔で答えてしまう。とりあえず、離れようと彼から離れるがそのまま部屋の畳に押し倒された。
「バカ、痛いっ」
ぶつけた後頭部を擦るつられ。
「なんで…貴女は…いつも僕から逃げるんスか?」
「逃げてなッ」
最後まで、言う前に唇で口を塞がられる。そのキスは、段々と深いものになっていく。
「やっ…」
つられの太ももを撫で回し、首筋を舐めあげられる。
「僕以外の男に感じられない体にしてあげます」
「…バカッ!話を聞けっ!!!」
「痛いッ!!!」
つられは、思わず浦原のアソコを膝で蹴りあげた。うずくまる、浦原に脱がされそうになった死覇装を整えた。
「な、なにをするんスか…下手したら、取れますよ…」
「昼間ッから盛ってんじゃないわよ!このバカッ!!!」
「だって…あんな噂聞いたら…不安になるじゃないッスか…」
「そんな噂、ウソに決まってるでしょ…私、どんだけストライクゾーン広いっつ話しになるわ」
はぁ…。と、ため息をこぼす。
「でも、総隊長サンには、魅甘のこと話しに言ったって…」
「ソレは、本当。でも、ソレだけ…魅甘が、成長後の話しをしに行ったわ」
「え?」
「師匠にも、付いてきてもらってね。なにかあったら、私と師匠が、責任を取ると言う約束で方はついたわよ。あの子は、この隊で面倒を見る。そう決まったの」
「そんな…僕、聞いてませんよ?!」
「だって、喜助反対するでしょ?」
「当たり前じゃないでスか!」
死神の仕事は、命懸けだ。いつも、死と背中合わせの仕事。浦原は、ソレを心配していた。
「大丈夫、私と師匠が体術を、教える。知恵の方は、喜助頼んだわよ」
「そんな…勝手に…」
つられは、浦原の頬に手を当てて優しくキスを落とす。
「信用してるわ…」
「本当に貴女は、ズルイ人だ」
今度は、浦原からつられにキスを落とした。