第26章 未来への地図
一緒に暮らしてたって、毎日一緒に布団に入れる訳じゃない。
だから、こんな風に、愛してもらうのだって久々..
「あああぁ、翔、何すんの..?」
気が付けば彼は、硬く反り返った俺んのを握って、尖端だけを何度も口に入れたり出したり繰り返している。
そのせいで、その先からダラダラとだらしなく精を迸らせ、このままじゃ、あっという間に吐き出してしまう...
何しろ、久々なんだから...
「翔...出ちゃうから、止めて」
「出せばいいじゃん...飲んでやるよ...」
...そんな...昔から変わらない可愛い顔でさ..
「...翔、翔だけ服着ててズルいよ...脱いで抱いて...」
俺の懇願に、翔は薄く笑って俺から一反離れ、着ているものを脱いでいく。
俺の顔を見ながら...
ダウンライトの下に現れた身体は、引き締まった筋肉が綺麗で...思わずうっとりする。
潔く脱ぎ去ったスエットと下着から、勢いよくしょおくんが飛び出した。
「...翔だって、そんなじゃん...」
少し反撃したくて言ったのに、ドヤ顔の彼は、
「当たり前でしょ?雅紀がエロ過ぎんの!!」
って。...俺のせいかよ...
でも...嬉しい。
そうやって俺で感じてくれるのが...
「翔...抱き締めて...」
翔は俺に重なるようにしっかり隙間なく、俺の身体を抱き締めてくれた。
少しだけ汗ばんだ身体は、ぴったりと気持ちよく合わさった。
「雅紀...少し、痩せた?」
「えっ?そうかな?変わんないよ...筋肉落ちちゃったのかな~?」
俺は、覗き込む翔の首を引き寄せ、唇を押し付けた。
...抱いて欲しい...壊れるくらいに...
忘れさせて...
『もしかして』っていう、黒い影に怯える自分も...
俺は翔の肩を軽く噛んだ...