第26章 未来への地図

...雅紀って、可愛い～❤

目を瞑って、舌先をぺろっと出して待っていると、雅紀が近付いてくる気配がして、雅紀の舌が俺のをそっと舐めてくれた。

ゆっくり目を開けると、わざと誘うような目で見つめてやった。

「翔！！」

雅紀は俺を引き寄せ、唇を重ねて来た。
いきなり激しいヤツ...

「んっ...まさっ..あんっ」

雅紀の唇を受け留めながら、彼の背中に両腕を回して密着した。


...いきなり深くなる口づけ。

雅紀の舌が、俺の歯列を割って中に入ってきた。
ワザと逃げるように舌を動かすと、雅紀はムキになって、俺の首を引き寄せた。

「...あ..んぁ..んんっ..」

あっという間に掴まった舌先は、ねっとりと絡め取られて吸い上げられた。

「翔...好き...大好きだよ...」
「...雅紀...俺も好き...雅紀が好き...」

キスをしながら、雅紀のトレーナーの裾から手を差し込んだ。

細い腹筋をなぞるように指を這わせ、胸の先を強めに摘まんだ。

「...やっ..ぁぁ...」

俺の指を逃れようと身を捩ろうとするけど、ガッチリ抱き締めているから、それも叶わない...

「...んっ...んんぁ...」
「気持ちいの～？もう超硬くなってるけど...」

揶揄うように、そう言ってやると、
雅紀は少し非難するように俺を見たけど、何も言わずにもう一度唇を重ねて来た。

「雅紀...ベッド、いこ...シたい...」
「...うん...」


俺達は手を繋いで寝室に移動し、ベッドに腰かけて見つめ合った。

「翔...」
「...雅紀..上、脱いで..」
「じゃあ、電気消して...」
「やだ！良く見たい、雅紀の事...」
「え～？だって..」

俺は雅紀の身体を押し倒し、煩い唇を塞いだ。