第22章 命の重さ
見ると、もう熱っぽい潤んだ目で。
...そういうこと...だよね(^^;
俺は彼の肩をそっと引き寄せ、
唇を重ねた。
保育園から知ってる友達の艶めくシーンは、
予想を超える衝撃で俺たちに迫ってきた。
俺は雅紀を抱きしめて...柔らかいその感触を楽しんだ。最初は啄むように、ゆっくりと...
ちゅっという可愛い音を立てて、上下の唇を、
そっと挟んでは離した。
...ワザとだよ?
雅紀が欲しい刺激を、ワザとやらないんだ...
そうすることで、きっと彼は我慢できなくなる...
ホントは俺だって、そんなに余裕がある訳じゃないんだけどね...
「...んふっ..翔..あっ..」
薄く唇を開き、赤い舌を覗かせて、
雅紀が誘う...
「雅紀...その顔...エロいよ..」
揶揄うようにそう言ってやると、
「だって、もう、翔がさ...焦らすから///」
少し怒ったように言った雅紀は、
俺の首に手を掛けて引き寄せ、自分から熱い舌を送り込んできた。
赤い顔して誘うように潤んだ目をしてる雅紀...
やっぱり、隣で目の当たりにするかずとさとしのえっちいシーンが、いつも以上に雅紀を煽ってるんだ...
勿論俺だって...
キスする前から、ジーンズがきつくなり始めてたし、
明らかに心拍数が上がってるもん...
雅紀の舌を絡め取り、吸い上げると、
彼から甘い吐息が漏れた。
「雅紀...可愛い...」
俺の言葉に、雅紀が震える。
......ほんとに、いいのかな~?
このまま、先に進んでも...
部屋を変えるって、手もあるけど...
隣の二人を盗み見ると、かずのズボンがずり下げられて、黒いボクサーの上から、智がやらしく撫でていた。