第19章 君を守るために
【 翔side 】
雅紀がいつも以上に優しく俺に触れる。
その緩慢な刺激が、逆に俺に火をつける。
「..こんなことも..されちゃったの~?..」
そう言いながら、雅紀は胸の粒を甚振った。
「あ..雅紀...意地悪しないで...」
すると雅紀は、俺の顔を覗き込みながら、
「俺さ、翔のこと守れなかった自分にすげ~腹が立ったの!なんで側にいなかったんだ、って。
それと同時に、岡田くんに嫉妬した...俺の大事な人に勝手に触りやがって!!ってさ。」
「...雅紀...」
「だから、あの人が触れたとこは全部俺が上書きしたい!怖かった翔の気持ちも、俺が消したいの!」
...雅紀の気持ちに、泣きそうになった。
岡田くんは、無理やりではあったけど、そんなに酷いことはしなかった...
「櫻井~...ほんと可愛すぎるんだよ~...」
とか言いながら...優しく触れた。
でもあの人、格闘技とかやってるから、ツボを心得てるらしく、ちょっと抑え込まれただけで、動けなかったんだ。
雅紀が助けに来てくれて、ほんと嬉しかった。
あの瞬間、スーパーマンかアンパンマンか、ってくらいにカッコよくて男前だった。
「...あぁ...雅紀...ソコは、触られてないよ...」
「...よかった♡...ここは、俺だけのものだね♪」
......そう言って、反り返ってる俺に頬擦りしてるけどさ...
それって、どうなの~...(^^;
「あっ...」
尖端に音を立ててキスをするから、思わず身体が跳ねた。
結局、この夜は、3回イかされた。
もう、岡田くんに触れられたどころか、その何倍も雅紀に撫でられて、舐められた。
......雅紀は俺を守るって、そう言ったけど、俺だって同じ気持ちだよ。
何があっても、君のこと守りたい...
この先、何があっても、
雅紀...君のそばにいるから...
ずっと、
ず~っとね...