• テキストサイズ

Green~君といた季節~【気象系BL】

第19章 君を守るために



「大したことじゃないから...」

そう言ってはみたけど...翔はつぶらな瞳で俺のこと見つめてて...

...逃げ切ること、出来なそう///

俺は観念して、ベッドに腰を下ろした。その隣に翔も座って、俺の顔を覗き込んだ。


「あのさ...今日の実習...」

「うん」

......そんなバンビちゃんみたいな目で、俺を見ないでくれ///翔...今から俺、カッコ悪すぎること、言うんだから...(T_T)


「妊婦さんの診察で...」

「うん」

「...そのぉ..翔が..内診..して...」

「うん」

「..診察なんだけどさ...女の人の..その...あんなとこに..指...イレて...中、探ってて...」

「だって、それは..」

「分かってるよ!!もちろん翔は何とも思ってない!!だって、診察なんだし...でもさ...」

翔は黙って俺のことを見ていた。


...俺って、こんな小さいやつなんだって、そう思うともう、泣きたくなったけど...

でも、ここまで言ったら、話しちゃお///


「...ヤキモチ..っていうか...俺の中..気持ちよくしてくれる指が...他の..女の人の中で...って...そう思ったら、何だか、モヤモヤしちゃって...」

「雅紀...」

「ごめん!!ほんと~っにごめん!!俺、翔の片腕になる、何て言っときながら、もうほんとに、ダメダメで...

恥ずかしくって、翔の顔、見れなくて...」

「嬉しい!!雅紀...」

急に翔が俺を抱き締めた。


「そんな風に思ってたなんて!雅紀はダメダメでもないし、そんなの聞いたら、ちょっと嬉しいもん♪」

翔はそう言った後、俺の耳にちゅっ、て、音を立ててキスをした。



/ 543ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp