第18章 君がいるから
【 翔side 】
...気持ちよかった...
遠退きそうになる意識を、手繰り寄せ、
肩で息をする愛しい人を抱き留めた。
俺のために、
俺を気持ちよくしようって、頑張ってくれた...
我を忘れて求めてしまった自分が、凄く恥ずかしいけど(*ノωノ)...
大きく上下する雅紀の肩に、
そっと唇を落として、
「...雅紀...ありがとね..」
とそう言った。
俺の中で、まだ雅紀がドクンドクンって息づいてる...それが、それを感じることが、
堪らなく幸せだった。
雅紀が、少し身体を離して俺のこと覗き込んで言った。
「翔...最高に、可愛かったよ❤」
「もう///恥ずかしい///」
思わず顔を隠して反対側を向いたら、
そのせいで俺の中から雅紀が滑り出た。
「あんっ♡」
...あっ、また女みたいな声出ちゃった(-.-)
雅紀が出たせいで、一緒にどろっと零れ出たのが分かる...
「あっ...」
慌てて膝を閉じたけど、シーツ汚しちゃったな...
変な顔してる俺に、
「ごめんね、翔...中、綺麗にしなきゃ...
お風呂行こうか?」
「...うん」
雅紀に抱っこされて、お風呂まで連れて来てもらった。
...恥かしい...けど...幸せだな、俺..
風呂場では、四つん這いにされて、中を雅紀の指が出たりはいったりするから...
「翔、また元気になってきた🎵」
って、雅紀に言われて、俺は慌てて湯船に跳びこんだ。
「もう一回したいけど、翔に負担だからね?今日は我慢するよ...」
そう笑った顔が、俺の大好きな顔だったから...
思わず雅紀の胸に抱きついた。
......もう一回...って、俺もシたいけど、
雅紀の優しさ、今日は受け入れよう...かな(^^;
明日は、解剖実習で、結構いろんな意味でハードだからね...
その夜。
雅紀の腕の中、幸せに包まれて眠った。
降るような星空の下、
一人立ってる夢を見た。
なんで、一人の夢だったんだろう...?