第16章 医学の道も一歩から
見慣れてるはずの翔の肌が、何だか今日は別のものに見えて、やっぱり俺はドキドキする。
逞しくなった上腕二頭筋は、綺麗な大胸筋へと繋がり、
わき腹から腰への内腹斜筋は盛り上がって、男らしさを強調している。
俺じゃなくても、惚れ惚れするよ。
女子ならきっと、『あの腕に抱かれたいわ』なんて思うんだろう...
いや、女子じゃなくても、俺だってさ..
「雅紀、何見てるの?」
ふと我に返ると、翔が俺のこと見て笑ってた。
見惚れてるのに気づいてんだよね~
だってほら、
腰に手を当てて、何かドヤ顔...(-"-)
「きて...❤」
俺が両手を伸ばすと、翔がするりと入り込んできて、その腹直筋に..
↑もういいから///専門用語は///
俺を抱き締めた。
「親父さんに、感謝してたの、今..」
「親父に~..何で?」
「息子にジム行って身体鍛えるように言ってくれて、ありがとう!ってさ..」
俺の言葉に、零れるような笑顔で、
「なんだよ..それ...」と言った。
「だってさ、こんな男らしい身体に抱かれるんだよ?もう、考えただけでも、ドキドキしちゃうよ//」
その言葉に笑いながら、彼はゆっくり俺の身体をベッドに沈めた。
....そして再開。
翔によって解された身体と心は、もう隠すことなんかできないくらいに彼を求めてる。
俺の息が上がるのを確認して、
「もう、イレても、いい?」
潤んだ大きな瞳で俺を見下してる...
翔....好きすぎて..泣きそうだよ、俺..(;O;)
ゴムを出して俺に渡した翔は、
「雅紀、着けて...」って..
俺は身体を起こして、反り返った茎に、手のひらで透明な帽子を被せた。
「サンキュ♪」
翔はそう低く言いながら、俺の脚を広げた。