第2章 変わっていくということ ~好きというきもち~
次の日。
いつものように迎えに来てくれたま~くんと、
一緒に学校に行った。
「昨日はごめんね~」
雅紀「いいよ!智くんちで何したの~?」
「うん、いろいろ!でね、智くんが僕のこと...
好きって...」
雅紀「えっ?智くんが、そう言ったの?
翔くんはなんて言ったの?」
「僕も好きだって言ったよ。」
雅紀「...翔くん...」
雅紀くんが、急に悲しそうな顔をしたから、
僕はちょっとびっくりして、
「だって、ま~くんも潤くんも、かずくんも、
みんな好きだもん!だからさ...」
雅紀「...智くんの言った好きと、翔くんの好きは、
僕、ちょっと違うと思うよ...」
「えっ?...じゃあ、何が違うの~?」
雅紀「そのうちに、翔くんにも分かると思う...」
「なんでぇ~...どうして、今、分かんないの~?
ま~くん、知ってるなら教えてよ!!」
隠してるみたいな雅紀くんに、
僕はちょっと悔しくなって言った。
そしたら、雅紀くんは、
雅紀「...教えてもらっても、分かんないと思うもん。
自分で、分からないと、ダメなんだよ...」
...ムカッ///(-"-)
なんで?教えてくれたって、いいじゃん!!
「じゃあ、ま~くんは、誰が好きなの?」
雅紀「......言わない..」
そう言って、雅紀くんは一人で走って行ってしまった。
...もう!!みんなして、なんか、はっきりしない!
何だよ!...ほんとに...
好きって、
そんなに難しいことなの~?
僕に分からなくって、
何でみんなは、分かるんだよ??
僕は、とっても悔しくって...
悔しい気持ちのまんまで、
雅紀くんを追いかけて、学校に着いた。