• テキストサイズ

Green~君といた季節~【気象系BL】

第2章 変わっていくということ ~好きというきもち~



次の日。
いつものように迎えに来てくれたま~くんと、
一緒に学校に行った。

「昨日はごめんね~」

雅紀「いいよ!智くんちで何したの~?」

「うん、いろいろ!でね、智くんが僕のこと...
好きって...」

雅紀「えっ?智くんが、そう言ったの?
翔くんはなんて言ったの?」

「僕も好きだって言ったよ。」

雅紀「...翔くん...」

雅紀くんが、急に悲しそうな顔をしたから、
僕はちょっとびっくりして、

「だって、ま~くんも潤くんも、かずくんも、
みんな好きだもん!だからさ...」

雅紀「...智くんの言った好きと、翔くんの好きは、
僕、ちょっと違うと思うよ...」

「えっ?...じゃあ、何が違うの~?」

雅紀「そのうちに、翔くんにも分かると思う...」

「なんでぇ~...どうして、今、分かんないの~?
ま~くん、知ってるなら教えてよ!!」

隠してるみたいな雅紀くんに、
僕はちょっと悔しくなって言った。

そしたら、雅紀くんは、

雅紀「...教えてもらっても、分かんないと思うもん。
自分で、分からないと、ダメなんだよ...」

...ムカッ///(-"-)

なんで?教えてくれたって、いいじゃん!!

「じゃあ、ま~くんは、誰が好きなの?」

雅紀「......言わない..」

そう言って、雅紀くんは一人で走って行ってしまった。

...もう!!みんなして、なんか、はっきりしない!
何だよ!...ほんとに...

好きって、
そんなに難しいことなの~?

僕に分からなくって、
何でみんなは、分かるんだよ??

僕は、とっても悔しくって...
悔しい気持ちのまんまで、
雅紀くんを追いかけて、学校に着いた。


/ 543ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp