第10章 大人の階段昇る
翔のが、ゆっくり俺の中に入ってきた。
「...んああぁ///」
覚悟ができているのと、それをすんなり受け入れるのとは、また別の話な訳で。
さっきの翔の指とは、比べ物にならない、
強烈な違和感と鈍い痛みで、
俺の身体は、上へ擦り上がる。
「雅紀...痛いの?...でも...少し我慢してね...
俺、もう、止めらんないよ...」
俺を見下す、雄の目をした翔は、
俺の腰を、もう一度しっかりと抱え直して、
一気に滾りを挿入した。
!!!!!!!!!
嘘だろ...あんなのが...あんな大きいのが......
「...雅紀、全部入ったよ...」
「...ほんと?」
「ほら..見て...」
翔に言われ、頭を上げてそこを確認すると、
すっかり広がった俺の蕾に、翔の『大人』が、
しっかりと咥え込まれているのが見えた。
「...翔...俺たち...繋がった...」
「うん!!俺と雅紀、今、ひとつだよね?」
嬉しい!!
翔はそう言って俺に抱きついてきた。
繋がったことを、重なり合えたことを、
こんなに喜んでいる翔が、
言葉じゃ言えないくらいに愛しいって、そう思う。
「翔、好きだよ...」
「雅紀...俺も」
俺たちは感動でしばらく抱き合っていた...
けど...
このままじゃ、終われない...よね...
「翔...動く?」
「えっ?いいの~?」
花が咲いたようにパッと輝いた翔の顔...
俺が頷くと、翔は決心したみたいに、
ゆっくりと腰を送り始めた。
「..ん..あっ...ん.」
俺の中を、擦りながら動く翔の腰が、
俺に当たる音が、何だかリアルで、今更だけど、
恥ずかしい...
...で、一生懸命な翔が...可愛い(^^ゞ