第2章 友達になろう
今週、私は日直当番だ。
朝早く来て日誌取りに行って書いたり…
次の授業の準備したりとめっちゃ忙しい。
でも私は部活とかやってないから、朝も放課後もゆっくりできる。
そして休み時間、私が前の授業の内容を日誌に書いている時だった。
「〜っ!」
私の苗字を呼ぶ声がした。
このアホみたいな声はたぶん…
『……忍足…』
予想通り教室のドアのところでぶんぶん手を振ってる。
『…何?』
忍足のところまで向かい、そう言った。
「お前俺の生意気な後輩みたいに冷たいな。」
『私は元からこのテンションやねん。
きっとその後輩くんもそうやで。』
「確かにお前ら似てるわ!今度お前にその後輩会わせたる!!」
『そりゃどうも。
…で?何しに来たん?』
そう言うと忍足はしばらく止まってこういった。
「……忘れたわ。」
『期待を裏切らへんな。』
「ほんまダメや俺最近…あかん…」
『まぁそう落ち込んだらあかんて忍足。
次思い出したら来てや。』
「そうするわ…堪忍な!」
『気にせんでえぇよ。』
忍足は隣のクラスへ戻って行った。
ほんとアホでおもしろい。