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ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第4章 舞賀家物語 1




放課後、学校に迎えに来てくれたさぶちゃんの車に乗って買い物をして帰ってきた。


「今日は学校どうだったの?」


さぶちゃんがいつもの様に聞いてくるから僕はかっこよく助けてくれたお昼休みのじろくんのことを一生懸命話したの。

だってほんとにかっこよかったんだもん。

だからね、夕飯をなににしよう?って話になった時もじろくんの大好きなオムライスがいいって言ったの。


「よし、それじゃぁ、いっちゃんも手伝ってね?」


さぶちゃんが僕の青いエプロンを渡してきたからそれを受け取って台所でお手伝いをしたんだ。

まぁ、僕の出来ることは卵を解いたり、さぶちゃんが作ってくれたオムライスをケチャップでデコったりぐらいだけど…。

外から車の音がしたから少しでも早くじろちゃんに会いたくて大急ぎで玄関に行ったの。

さぶちゃんは「走ると危ないよ」って言ってたけど大丈夫だもん!

ドア開けたらじろちゃんが目の前にいて_嬉しくって抱きついたんだ!

でね、じろちゃんにお夕飯のことを話したのに…じろちゃん、どこかが痛いみたいな顔してた。

もしかして…昼間のことで何かあったのかなぁ…。



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