ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】
第2章 Dear ―Doctor Call Ⅱ ー
ずっと我慢させてた分、解き放った潤はそのまま脱力してくたりと身体を預けてきた。
「潤?潤?」
声をかけてみても声は聞こえなくて。
「あーぁ。やりすぎちゃったかな?」
お仕置きとは言え申し訳なかったかな?なんて思ったけど…満足そうな顔をしてる潤にちょっと複雑な気分。
腕の中の潤をソファに寝かせて潤の中から抜け出す。
ゴムの中の白濁に我ながら引いたけど…正直、もう少し潤を味わいたかったなぁ…なんて思ったりもする。
とは言え、意識のない潤を襲う真似はできないから…。
バスルームに飛び込み、まだ満足出来ないと言わんばかりの自分のモノに手を伸ばした。
一人でいる間はそんな気も起きなかったのに…一度火の付いた身体はそんなに簡単には鎮まらない。
思い出してしまった快楽に身体が疼く。
「んっ、ふっ、んんっ…」
抑えきれない声。
ダメだと思いつつも自分を慰める手を止めることが出来なくて…。
「あっ、あっ、ああああっんっっ」
手から溢れ落ちた白濁がシャワーのお湯に流されていく。
「はぁぁぁ…」
なんとも言えない気分を切り替えるように体を洗って、念のためにお風呂にお湯を張ってバスルームを出た。