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ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】

第2章 Dear ―Doctor Call Ⅱ ー




「どんなお仕置きにしようかなぁ?

 潤はどうしたいかなぁ?

 たくさん我慢するのと自分で頑張るの

 どっちがいい?」


智が俺の名前を呼び捨てにする…。

これってある意味スイッチの入った証拠で…もはや拒否権はないのが明確なわけで…。

思わず逃げようとした俺の手をグッと握る智。

やばい…これはやばい…。

温和な顔から一転して凛とした涼しい顔の智兄。
普段が優しいからこのギャップが怖い…。

怜悧な顔って感じ??


「『どっちもいや』は聞かないよ?

 さてどうしようかな?」


すんげー笑顔で俺を見る智…。

まじで…ピンチかも…。

なんて…それでも悠長に構えてた俺がアホだった…。

あっという間に着ていた部屋着を脱がされて、ついでに下着も剥ぎ取られ、ダイニングテーブルに乗せられた俺。


「あっ、動いちゃだめだよ?危ないから」


智が寝室に何かを取りに行きながら釘を刺す。

危ないって…どういう意味?

逃げたら逃げたでもっとお仕置きされるだろうけどダイニングテーブルの上に裸で乗ってるのも…嫌だ。

体を起こしてダイニングテーブルから降りようとしたところで寝室から出てきた智兄と目があった…。

多分…、終わったとおもう…俺。



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