第14章 囚われの…
(まさか、こんなに早く万華鏡写輪眼の反動が来るなんて!)
私は、時間がないことをさとる。
私は、ダンゾウとしっかりあわせた。
『別天神!<コトアマツカミ>』
私は、万華鏡写輪眼の能力を発動させ、ナルトの妹のもとへ瞬身する。
赤髪の少女は、突然現れた私に驚くことなく、無表情のまま口を動かした。
ルミ
確かに少女の唇は私の名を呼んだ。
(何で知ってるの!?)
私は驚いたが、早く少女をつれて逃げなければと、聞きたいのを我慢する。
少女を牢のような場所から出そうとしたとき、少女の視線が私から横にずれた。
『ぐっ!』
私は、別天神をといたダンゾウに蹴りとばされうめいた。
ほとんどチャクラが切れかかっているせいで術も使えそうにない。
ダンゾウの手が、私の頭を押さえた。
空いているもう片方の手には苦難が握られていた。
嫌な予感と既視感に胸がヒヤっとする。
そして、苦難が私の眼を抉った。
『う"あ"ぁぁぁっ!』
幻術ではない痛みに私は悲鳴を上げた。
必死で暴れるが、ダンゾウの手が頭から離れることはない。
もう片方の眼も苦難で抉られた。
私は痛みに意識を飛ばしながら、遠くに私を呼ぶ父の声を聞いたきがした。