• テキストサイズ

If...

第8章 修行開始


翌日、私は朝早く目を覚まして、庭に出ていた。
いまだ4時だが、少し明るくなっていた。

(高校生だったときは毎日3時半に起きてたっけ。)

私は前世を思い出して、よく毎日起きれてたよなー、と感心する。


イタチもミコトさんも、まだ眠っている。
フガクさんは昨日から任務でいなかった。


私は前世の記憶を頼りに、ナルトがやっていた印を結んだ。


『影分身のじゅちゅ!』


ボフンと音を立てて私の両隣に影分身が出現した。

(やった!成功した!!)


分身の時とは違い、一発で成功した影分身に、思わずガッツポーズをする。

(多重影分身も出来るようになるかな?)


二人の影分身は私と頷きあうと門を出て行った。
私はそれを見ると家に入って布団に戻った。
だが、寝る訳ではなく、正座をすると目を閉じた。

瞑想をはじめる。
これは、前世からの習慣だった。
小さい頃は母親に無理やりさせられていたが、高校生になった頃からは瞑想の時間は私にとって、癒しの時間になっていた。

なにも考えずに無になる時間、それは私を全てのしがらみから解放してくれるものだった。

/ 450ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp