第43章 終末での始まり
(……よし!治った!!
さすが写輪眼……というか転生者スキル?)
私はそんなことを思いながら、驚いて自分の両手のを見つめている君麻呂に微笑んだ。
『これでまだまだ生きれるよ!
君麻呂は、彼等と後から来る人達を殺さない程度で足止めして。
約束は守ってね?
……もちろん、君が死ぬのもなしだよ?』
まだ驚いている君麻呂に私はそう言った。
『……それじゃ、たのんだよ?』
私はそう言うとその場から駆け出した。
後からナルトが追ってくるのを感じて私はスピードを少し落とした。
(サスケは残ったのか……)
ここからは原作とのずれが生じると思っていたが、それほどでもないかもしれない。
私がそんなことを考えていると、ナルトが追い付いた。
「……ルミっ!!」
ナルトの叫びに私は足を止め振り返る。
終末の谷……。
その場所で私とナルトは向かい合っていた。