第40章 父の巻物
(うわ~、カカシの家だぁ!)
私はカカシについてうち上がるとキョロキョロと部屋の中を見回した。
(やっぱり、必要最低限の物しかないって感じ……)
私はそんなことを思いながら部屋を観察する。
(……寝室はべつかぁ~、写真みたかったな)
私は四代目の写った写真が見られ名かっことを残念に思った。
「………そんなキョロキョロしても、 何も面白いものなんてないでしょ?」
カカシは私を見て苦笑いした。
「……はい、……ルミは砂糖入れる?」
カカシが私にコーヒーの入ったカップを渡してくる。
『……大丈夫です。ありがとうございます』
私はお礼を言ってカップを受けとると、苦いそれを口に含んだ。
私とカカシはテーブルに向かい合って座った。
「……で、本当は何か話があったんじゃな~いの?」
カカシがそう言ってカップ越しに私を見る。
『……いえ……本当に何も用はないんです。
ただ、私たちは休みだけど、明日から先生だけ任務でしょ?
だから会っておこうと思って……』
私がそう言うとカカシが苦笑いした。
「……まるでオレが任務で死んじゃう見たいじゃない。」
カカシはそう言って笑った。
『すみませんっ、そう言う意味じゃ無くて……先生はまだ死にませんし!』
私思わずそう弁解した。
「……その言い方、オレがいつ死ぬか知ってるみたいだな~」
カカシが苦笑いでそう言う。
『ハハハ』
私は笑って誤魔化した。