第30章 中忍試験
『ごめん、我愛羅……二人に説明しておいて。』
私はカンクロウたちに何か言われる前にそう言うとその場を離れる。
我愛羅は仕方なさそうに笑って頷いてくれていた。
だが、その場を去ろうとした我愛羅たちをサクラが止めた。
『サクラ、中忍試験があるから今は他里の忍達が木ノ葉に来てるんだよ。』
私がサクラの疑問に答えた。
私はサクラに解放された我愛羅たちを見送る。
我愛羅を見送ったあと、私は視線を感じて振り向いた。
(まったく、嫌なやつら)
私は視線の元を確認して眉を潜めた。
私は視線を戻すと帰路についた。
?「あいつ、俺たちにきづいていたな。」
?「あぁ。どうやら砂の赤髪二人とうちはのガキだけじゃなくあいつも注意が必要だな。」
ルミを監視していた忍はそう言うとその場から姿を消した。