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第27章 生かす強さ


カカシが驚いて顔を上げるとサクラと多重影分身をしたナルトが橋の上で戦っていた。


カ( すごい数の影分身!!…それに、サクラはあんなに体術は出来なかったはずだ!)

カカシは驚いて二人を見ていた。

『サクラは、護衛中に体術の修行してたんです。』

私はサクラを見ながら言う。
波の国に来る前の動きより数段良くなった動きに笑みがこぼれる。

その時、爆発音が響いた。
ガトーの手下によって投げられた爆弾が爆発した音だった。

サクラとナルトは後ろに大きく跳んで避けた為無事だ。
橋の一部が崩れていた。

「テメェら!ガキ二人に何てこずってんだ!
一気に潰すぞ!」

爆弾を投げた男が吠えた。

"シュッ"

その時、風を切る音がした。

"ガッ"

ガトーの手下たちの前に矢が刺さった。


「オレたちも戦う!」

イナリの声が響いた。
矢を放ったのは波の国の人々だった。

その数はガトーの手下達を凌いでいた。

「くそっ、後から増えやがって!」

手下の一人がそう言って歯噛みする。

「ぶが悪い、引きあけるぞ!」

爆弾を投げた男がそう言うと逃げるように手下たちは引いて行った。

その瞬間、歓声が沸き起こる。

(良かった…。)

それを見た私は安心すると、貧血の為か意識を手放した。


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