• テキストサイズ

If...

第26章 木登りとサクラと修行


修行を始めてから6日目の朝、私は森に来ていた。
そして、倒れて眠るナルトを見つけた。


『いるんだろ?』

私は近くに気配を感じてそう言った。

「気付いていたんですね。」

そう言って木の影から出てきたのは、面をつけていないハクだった。


「はじめまして。君はそこの子のお友達ですか?」

ハクがそう言ってナルトを指す。


『とぼけるなよ、再不斬は元気か?……ハク?』

私がそう言うと、ハクから殺気が放たれた。

ハ(この子は気付いて……、それに、何故僕の名前を?)

『警戒すんなよ、今は敵じゃないんだろ?』

私はそう言ってポーチを漁る。
ハクはその間、私を警戒していたが殺気は消えていた。

(それにしても、ナルトはこの状況で起きないのかぁ)


『ほら。』

私はポーチから取り出した薬の入ったビンをハクに投げた。
ハクはそれをキャッチして、不審そうにこちらをみる。

『俺の調合した薬。毒じゃないから安心して使えよ。ま、信じれなければ捨てといて。』

私の言葉に、ハクは驚いた顔をする。

「ありがとうございます。」

ハクはそう言うと、薬をしまった。

『ああ。それじゃ、俺は帰るからそいつよろしく。』

ナルトが起きる気配を感じた私はそう言ってその場を去った。

(ここから先は私がいちゃ駄目だよね)

私は原作を変えたいと思っているが変えたいのは悲劇のみだ。
他はなるべく原作通りであって欲しい。

私はそんなことを思いながらタズナの家に戻った。
/ 450ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp