第26章 木登りとサクラと修行
「さっきからグチグチ何を言っとるんじゃお前達…?」
タズナがそんな私たちを見て不審そうな顔をする。
カ「おそらく再斬は生きている!」
ナ「ど―ゆ―事だってばよ!?」
サク「カカシ先生、アイツが死んだのちゃんと確認したじゃない!!」
カカシの言葉に、サスケ以外が驚く。
カ「確かに確認はした…が、あれは恐らく…仮死状態にしただけだろう…。
あの追い忍が使った千本という武器は限り殺傷能力のかなり低い武器で…そもそもツボ治療などの医療にも用いられる代物だ 。死体処理班とも呼ばれる追い忍は人体の構造を知り尽くしている…おそらく人を仮死に至らしめることも容易なはず。
自分よりもかなり重いハズである再不斬の死体をわざわざもって帰った。
殺傷能力の低い千本という武器を使用した。
この2点から導き出せるあの少年の目的は…」
サス「再不斬を殺しに来た、じゃなくて助けに来た、ってことか?」
カカシの長い説明のあと、サスケが言う。
「あぁ、そう取れないこともない……流お前はあの場で気付いていたな?」
カカシはそう言うと、どうして黙っていた!と聞いてくる。
三人も、驚いてこちらを見てくる。
『気付いてました。でも、もし言ってあの少年と戦闘になっていたら勝てましたか?先生は写輪眼の使いすぎで動けなかった。俺たち四人であの少年に勝てたとは思いません。』
(勝てたとしてもハクと戦う気はないけどね。)
そんなことを思いながら理由をのべる。
カカシはその理由に納得したようだった。
そして、話が再開され、私たちは修行をすることになった。