第24章 サバイバル演習
カカシの言葉に、三人は驚く。
そして、サクラがあることに気が付いた。
サ「なんでスズ3つしかないのにチームワークなわけ?
4人でスズ取れたとして、一人我慢しなきゃなんないなんて、チームワークどころか仲間割れよ!」
カ「当たり前だ!これはわざと仲間割れするよう仕組んだ試験だ。」
サクラの疑問にそう返すカカシ。
三人はやはり驚く。
カカシはそこで演習の意味を説明する。
仕組まれた試験内容でもなお、利害に関係なくチームワークを優先できる者を選抜するのが目的だったと話す。
「それが、お前らときたら…、サクラ、お前は目の前のナルトじゃなく、どこに居るのかも分からないサスケのことばかり、ナルト!お前は1人で独走するだけサスケ!お前は3人を足手まといだと決めつけ個人プレイだ。
流は他の3人を誘って、更にヒントまであたえていた。それが流だけ合格にした理由だ。
任務は班で行う!たしかに忍者にとって個人技能は必要だ。
だが、それ以上に重要視されるのがチームワークだ。
チームワークを乱す個人プレーは仲間を危機に落とし入れ、殺すことになる。
……例えばだ…。」
カカシはポーチからクナイを出し、サスケの首に当てた。
カ「サクラ!ナルトを殺せ。さもないとサスケが死ぬぞ!!」
「!!」
「え!?」
カカシの言葉にナルトとサクラが驚く。
カ「と…、こうなる。人質を取られた挙げ句、無理な2択を迫られ殺される。
任務は命がけの仕事ばかりだ!
……これを見ろ。この石に刻んである無数の名前。
これは全て里で英雄と呼ばれている忍者達だ。」
ナ「それそれそれ!それいぃっ!
オレもそこに名を刻むってことを今、決めたーっ!
英雄!英雄!犬死になんてするかってばよ!」
英雄という言葉に反応して騒ぎ出すナルト。
(ナルトはこれが慰霊だって知らないんだよね)
「が、ただの英雄じゃない。」