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第24章 サバイバル演習


『ナルト、何やってんだ?』


私はロープに吊られ木からぶら下がるナルトに声をかけた。


「げっ、流 !」

ナルトは私を見るとそう言ってまゆを寄せた。


『なぁ、ナルトせっかく会ったんだ、協力して鈴を取りに行こうぜ?』

私はそう言ってぶら下がっているナルトを見る。

「ノーセンキューだってばよ!俺ってば、お前のこと嫌いだし。」

ナルトのストレートな言葉に、私は苦笑いした。

『ナルト、任務に好き嫌いは関係ない。
それに、火影になるなら、木の葉の里の者全てを愛し守らなくてはいけないと俺は思っている。
それには、お前を蔑んできた奴ら、お前の嫌いな俺も含まれる。ナルト、お前にはそれができるか?全てを許し、愛せるか?』

私の言葉に、ナルトが驚いた顔をした。

『まぁ、ナルトなら出来るだろうな。』

私はそう言ってから、苦難を投げてロープを切ってやる。

ナルトは頭から着地する。

『どうする?』

私は再度ナルトに訪ねる。

「俺ってば、一人でだって取れる!」


ナルトは少し迷っていたようだったがそう言って姿を消した。


(はぁ、やっぱ原作に沿って進むのか。)

私というイレギュラーが存在しても、物語はさほど変わらず原作に沿って進むらしい。


「また振られちゃったね?」


ナルトと入れ替わるようにやって来たカカシがそう言って近づいてきた。
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