第24章 サバイバル演習
「やぁ、諸君。おはよう!」
しばらくしてようやくカカシがやってきた。
「「おっそーい!」」
ナルトとサクラがハモる。
「 よし、12時セットOK!」
そんな二人をよそに、カカシはそう言って目覚まし時計をスタンバイさせる。
私は意外の三人が首を傾げる。
「ここにスズが3つある…これをオレから昼までに奪い取ることが課題だ!」
カカシはそう言ってスズをかかげる。
「もし昼までにオレからスズを奪えなかった奴は昼飯抜き!あの丸太に縛りつけた上に目の前でオレが弁当を食うから。」
カカシの言葉に、私以外のお腹がなる。
(やっぱりゼリーだけじゃ足りるわけないよね~)
私は朝食をとっていてよかったと改めて思う。
「スズは一人1つでいい。
3つしかないから、必然的に一人丸太行きになる。
スズを取れない奴は任務失敗ってことで失格だ!
つまりこの中で最低でも一人はアカデミーに戻ってもらうわけだ。」
カカシの言葉を聞き、全員が緊張感する。
カ「手裏剣も使っていいぞ。オレを殺すつもりで来ないと取れないからな。」
サク「でも、危ないわよ先生!」
ナ「そうそう、黒板消しもよけれねーほどドンくせぇのに!本当に殺しちまうってばよ!!」
カ「世間じゃさぁ…、実力のない奴にかぎってホエたがる。ま、ドベはほっといて、よーいスタートの合図で―」
ドベという言葉にムカついたのかナルトがクナイを取り出しカカシに攻撃する。
だがそれは一瞬のうちに止められる。
原作通りに進む光景を私はただ眺めている。
「そう、あわてるなよ。まだスタートは言ってないだろ。」
カカシの動きに三人が驚いた顔をする。
サク(うそ…!まるで見えなかった)
サス(これが上忍か…)
「でも、まっ、オレを殺るつもりで来る気になったようだな…。やっとオレを認めてくれたかな?
ククク…、なんだかな、やっとお前らを好きになれそうだ。
じゃ、始めるぞ!よーい…、スタート!!」
カカシの合図でサバイバル演習が始まった。