第19章 決断
『砂の里からきた、流と言います。よろしく。』
一年後、私は木ノ葉のアカデミーで自己紹介をしていた。
二年前、合同演習でした変化と名前を使っていた。
ちなみに、教師たちには風影の息子という事になっている。
だが、砂の里には名字のようなものがないため、自分で風影の息子だと言わなければアカデミー生にばれることはない。
(まぁ、実際、風影の子供でもなければ男でもないけど。)
私は、教室を見回すと、懐かしい金髪を見つけた。
ナルトだ。
砂の里でメンマとアカデミーに入学しなおしたため、私はナルトと同じ学年だった。
(それにしても一緒のクラスとは!しかも、サスケたちもいるし!)
私は見知った顔にテンションが上がる。
もちろん、担任はイルカ先生でそれもテンションをあげる材料になっていた。
「流の席は、そうだな~、チョウジの隣が空いてるな!」
イルカ先生はそう言うと、チョウジ手を上げろ、と言って、私に席を教えてくれた。
私は頷くと自分の席に向かった。