第19章 決断
風影邸についた私は、風影に、自分が元々木ノ葉の里で生まれたこと、一族の名前は伏せたが、ある一族の血族であること、木ノ葉の里では死んだ事になっていることを話した上で木ノ葉に戻ろうと思っていること、メンマは残ることを告げた。
「我愛羅の監視が条件でお前たちを養子として迎えたのは覚えているな?」
風影の言葉に私は頷く。
「それに、お前が木ノ葉の里からのスパイかもしれない可能性も出てきた訳だ。」
風影はそう言うと、私をじっと見据えた。
「まぁ、我愛羅の監視は合同演習で事件も起こさなかったし解くことになったからいいとしよう。
正直、お前たちは期待以上の事をやってくれたしな。」
風影はそう言って話を止め、一度大きくため息をついた。
「……条件がある。後一年はこの里で過ごせ。
それから、木ノ葉の里へは俺の子供として行ってもらう。」
風影はいいな?と私に確認した。
『ありがとうございます。』
私はそう言って風影に頭をさげ、部屋を出た。