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好きやねん。
第4章 ごめん、でも……【神崎side】
俺がまだ中学生だった時の話。
中学3年の時だっけ?
俺は好きな子ができた。
笑顔が可愛い、ひとつ年下の女の子。
喋ったこともない彼女に恋をした。
出会いは、最悪だったのかもしれない。
彼女にいきなりビンタされたんだもん。
すごく痛かったな………。
でも、今となってはそれさえも彼女の魅力のひとつ。
叩かれるくらい最低な俺を馬鹿に思うけど、彼女との出会いをくれた馬鹿な俺は案外嫌いじゃないかもしれない。
なんてね。
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