• テキストサイズ

【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第6章 ブレックファーストはドレスコードで....



「ついたぜ!ガール!」

その声に、死んだ魚みたいな目で大きな扉を見つめる。

もうどうにでもなりやがれってんだ、こんちくしょう....

ぎいっと扉をあければ、六つ子が優雅に朝食をとっていた。

「お!鈴音!おそかったじゃん」

昨日私の血液をさも旨そうに吸っていた一名の掛け声とともに、一斉にみんながこちらに振り返った。

その瞬間、私は言葉を発することなく二つのカラクリをガシッとつかんで。

橋下ニャーをおそ松に、イタ松をイタ松にぶん投げた。

「ぎゃぁぁぁぁ!!!!ニャーちゃぁぁぁあん!!!」

絶叫するチョロ松くん。
ってお前かよ!この間のシリアスシーンが台無しじゃねえか!

なんだあの廊下は、ライジングしすぎなんだよ!

「おうぶぅぅ!!」
 
イタ松がイタ松にクリーンヒット!
綺麗にきまったと同時に

「バッターアウトオオォォォ!」

って興奮ぎみ、というか嬉しそうにガタンと椅子を倒す十四松くん。

野球馬鹿トイレは十四松くんの仕業かぁ!
そうかそうか!くそっ!
十四松くんじゃなけりゃもっとキレんのに!

さて、橋下ニャーのカラクリを投げられたおそ松はというと。


「あまーい」

ニヤリと笑いながら、珈琲を飲んでた。
/ 682ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp