第6章 ブレックファーストはドレスコードで....
「あーいいお湯でした。」
シャワーをすませて、ルンルン気分でバスルームから出てみれば甘ロリッロリッの部屋に逆戻り。
忘れてた。
シャンデリアがキラッキラっして眩しい。
ほんとさ、これ誰の趣味よ....
バスタオルで髪をふきながらドレッサーに座る。
この部屋の中だと、バスタオルめっちゃくちゃ浮くわ....
なんて思いながらドレッサーの引き出しを何気無くあければ....
ズラーーーーッと並ぶ、乳液とかクリームとかリップにマスカラにファンデに....
なにこれ、こんなに誰が使うのよ....
アホみたいに入ってる化粧品の数々に黙って引き出しをしめた。
多すぎる、何がなにか全然わからん。
生まれてこの方化粧はあんまりしたことがない。
あって眉毛かいたり、リップちょっと塗るくらい。
ほんとそれぐらい
これだけのものを使いこなせるのは、女子力高めの人か美容師さんくらいだよ。
誰得なんだ。
頭を抱えながら鏡をみてみれば、よく寝たにも関わらず疲れきってる顔した自分が写っていた。