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【おそ松さん】月下に咲くは六色の花

第24章 戦士の安らげる場所〜麻雀牌は愛を語る編〜



ふーん!そんなこんなで麻雀大会が始まった訳だが!
ここからの解説は俺が代わろう!あーはん!

皆で縛られたチョロ松をそっと地面に...

「ぐふっつぅ!!」

降ろそうとしたが、どうやらおそ松が勢いよくロープを離してしまったらしい。

「あっ、ごめーん手が滑っちゃった、テヘペロ!」

「おまっ!くぉら!ちょうなーん!長男こらぁぁーーいい!!」

全く、久々の麻雀大会にはやる気持ちもわからなくはないがはしゃぎ過ぎじゃないのか?

なんて思いながら、それぞれ麻雀牌や点棒を用意していく。だがしかし、どんな素人の人でもご存知だろうが麻雀とは最大4人でやるものだ。

そしてこの場にいるのは、クールでギルトガイな俺、どちらかといえばSなおそ松、縛った痕をさすっているチョロ松、目の焦点がいつものあっていない十四松、ニコニコ笑っているトド松の5人だ。

1人余る、どうしても1人余る。

「んじゃまぁ、チョロ松は抜きな!」

ニカッて笑いながらそう言ったのは、おそ松だ。
どうやら今回の勝負においてチョロ松を入れるのは、不公平だと主張している。

「だってさー、考えてみなよ?チョロちゃんはすでに鈴音と交流してるんだよ?キャッキャッウフフしたんだよ?」


「確かに!!」

相槌をうつ十四松、そんなの関係ないと主張し始めるチョロ松をさらに畳み掛けるのは、ほかでもないトド松だ。

「おそ松兄さんの言う通りだよ!あれだけ鈴音ちゃんを独り占めしたんだから、今回はもうよくない?」

「確かに!!!」

全く、醜い争いを遠ざけるために麻雀を持ち出したというのにこれでは意味がない。

「へい!ブラザー!喧嘩しないようにする為に麻雀牌を出してきたんじゃないか!」

「確かに!!!!!」

話をずらそうとしたのに、これでは堂々巡りだ。
ここは、尾●豊の生まれ変わりである、博愛主義者の俺が引き止めないと!

「ならカラ松、お前除外な?はーいお兄ちゃんの意見に賛成な人は挙手〜 」

「「はーーい」」


.....え?
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