第5章 スパンコールは優しさの煌めき
立てよとは言われたものの、体痛くて立てそうにない。
「あ、あの....」
「あっ?!」
めちゃくちゃ怖い!
顔は笑ってる笑ってるけど!
「か、体が痛すぎて....立てません」
「.....やっぱり大丈夫じゃないじゃん.... 」
すっと手を出される
「....掴まって」
俺のマントを引きずりながら、小さな手を差し出すレディ
その手をとれば、両手でよいしょっと起き上がるのを手伝ってくれる。
「レ、レディ?」
「....ありがとう........助けて....くれて」
素直にお礼を言われると弱い....
「あ、あと....た、助けてくれたときは、かっこよくも....なかった....ことも....ない」
くるっと後ろを向いて
耳まで真っ赤にしていうレディ....
「え、あっ、い、いえ、ど、どういたしまして」
思わず素が出てしまう俺
なんて....か、可愛いんだレディ....
こ、これはもしや....!
「レディ、君はツンデレなのか?」
............あれ?
何故だ、空気がかわった
なんか黒い黒い何かがレディーから出ている
「イタ松....お前、やっぱり....一回死ね....」
ものすっごい笑顔でそう言われた。
まぁそのあと、無事チョロ松の所まで連れていかれて治療された。
すっごい呆れた顔をされ、カラ松兄さんまで厄介なことにならないでよって言われた。
....泣いた