第8章 同期、さんにん。
早めの食事を終えた私は人に見られないよう、呼び出された倉庫に足を運んだ。
中に入れば真っ暗な室内。
ライトで室内を照らそうとスマホを操作すると手首を掴まれぐいと引かれる。
『ひゃっ!』
痛みに耐えるために体を硬くすればあたたかい感触。
「捕まえた。」
耳をくすぐる暖かな風。
『月島く「だまって。」
どきどきする。
心臓の拍動が強すぎて息をするのも苦しい。
「おととい、ピアス忘れてない?」
あの日、なくしたと思っていた卒業祝いに友達と贈りあったピアス。
『月島くんの家にあったんだ。』
体を離そうと胸元を押すが、月島くんの腕は離れない。
「僕が素直に渡すと思ってる?」
太腿にむず痒い感触。
それは、スカートを持ち上げながらゆっくりゆっくり脚をなぞっていく。
『つき…』
「考えたんだよね。昨日。」
太腿をなぞる手はどんどん上へと上がっていく。
「僕と梢ってセックスの相性いいじゃない。勿体無いなって。」
太腿を這う指は足の付け根に届き、そこばかりをなぞる。
『そ…なこと…』
「昨日、灰羽とシた?」
下着の上から敏感な豆をかりかりと爪でひっ掻かれる。
ふるふると首を横に振れば下着を押し分け指がいきなり入る。
『っつ………!』
咄嗟に口元を両手で覆い声を抑えたが月島くんには聞こえてしまっていた。
「ナカ、柔らかい。おとといの俺とのだけじゃこんなに柔らかくない…デショ?」
1本から2本に増やされた指は私のイイところを容赦なく擦った。