第8章 同期、さんにん。
「物足りなくなかった?灰羽とのセックス。」
びくり。
体が震えた。
『な…で、そんなこと…』
「あいつはきっと、梢を優しく大切に抱いてくれるんデショ?僕と違って。」
『っんんっ!』
3本に増えた指が意地悪くナカを蠢めく。
「でも、梢は僕とのセックスを知っちゃったから普通じゃ満足できない…」
そっと指が引き抜かれ、終わるんだと安心し体の力を抜く。
入り口まで抜けた指は最奥を狙ってまた、一気に突き刺さった。
目の前がチカチカする。
膝が笑う。
身体の力が抜ける。
これって…
「イッた…デショ。ナカ、ぎゅうぎゅう締め付けてる。」
月島くんが指を引き抜くと私の体は床に崩れ落ちた。
「今日、いつものところ。」
そう言って月島くんは部屋を出て行った。
私は…どうしたらいいの…?
真っ暗な部屋の中、私は1人両手で顔を覆った。