第6章 GWのお出かけ。
「そんなに気持ちよかった?」
下向きだった顔を上げると口元を弧に歪め笑う月島くん。
『そんなこと…』
「灰羽に見られそうになったのがそんなにいや?」
月島くんの手の内で転がされているようで悔しくて下唇を噛めば顎に手を添えられ、無理やり月島くんと目を合わせられた。
「スリルあっていいんじゃない?こういうのも。」
楽しそうな月島くんはふと、思い出したように私に問いかける。
「そういえば、この前言った僕のお願い聞いてくれた?」
お願い。
その言葉を聞いただけで私の体は大げさにびくりと跳ねる。
「へえ…ちゃんと言うこと聞いてるみたいだね。」
そういうと、月島くんは私のスカートの裾からおもむろに手を差し入れる。
『つきし「黙って。」
月島くんの手は内腿を撫でる。
「さっきのキスがよかったの?それとも人前でスカートの中に手を入れられてるのがイイ?
それとも…
下着、履かずにいるせい。
太ももまで愛液だらだら垂れてる。」
そう。
月島くんの「お願い」
スカートの下に下着を履かない
「下着履かないでこんなに濡れたの?ヘンタイで露出狂だ…梢は。」
『違う…』
「違わないよね…?だって溢れてる。
ココから。」
指を中に突き立てられた。
咄嗟に口を両手で押さえ声が漏れるのを防ぐが月島くんの指はぐりぐりと私のいいところを刺激する。
「周りに人がいるところでイきそう?」
こくこくと首を縦にふる。
「じゃあ止めるね?」