第5章 ゴールデンウィークの予定は
躊躇はなかった。
ワイシャツのボタンを外す。
期待で震える手がもどかしい。
やっと最後まで外れたボタン。
カーディガンと一緒に袖を抜き、床に落とす。
「下も。」
ストッキングとスカート両方に手をかける。
一気に下ろせば私を包むものは上下一枚ずつ。
下着のホックに手をかけた私の手を静止するように、伸びたのはやはり足。
ブラジャーの中心を器用に親指と人さし指で掴み、ぐいと強引に上にあげた。
ぷるりと片方の胸がこぼれ落ちる。
「座りなよ。」
言われた通りぺたりと床に座る。
「そのまま足立てて…」
膝を抱えるように座れば膝を割るようにねじ込まれる足。
「見せてよ。僕の足を舐めてどうなったか。」
おそるおそる足を開けば、淡い色の下着の中心は色濃く変化していた。
濡れた下着を凝視する月島くんの顔が見れない。
ぎゅっと目を瞑ると程なくして下半身に痛みに近いくらいの快感。
声を抑えることができなかった。
目を開ければ足の指が下着の濡れた部分を踏んでいた。
「椎名サン……梢はヘンタイだね。
僕の足で自分だけ気持ちよくなって。」
『…ごめんな…さい……』
恥ずかしい
恥ずかしくて月島くんの顔が見れなくて、
私は顔を背けた。