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第18章 side KEI TSUKISHIMA





side灰羽


『気持ちに応えられなくて…ごめんなさい。』


絞り出すような梢の声が俺の胸の中で聞こえる。







大好きなんだ。

好きで、

好きで、

離れて行って欲しくない。

本当はこのまま無理やり抱いてしまいたい。



でもそれをしても、梢は俺のものにはならない。




だから…


「梢?」


俺は、腕の中の梢を呼ぶ。
顔を上げた梢の目は潤んでる。






俺はそんな顔が見たいんじゃないんだ。


だから俺は言った。




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